パーフォレーション(穿孔)している歯の治療
パーフォレーションとは歯の根管の壁に穴があき、骨の方まで貫通してしまう(穿孔)ことです。パーフォレーションが起こると顎の骨への細菌感染など、症状が重症化する可能性が高くなります。
当院ではMTAセメントを用いたパーフォレーションリペア(穿孔部の修復)により、歯を残せる可能性を追求しています。
パーフォレーション(穿孔)の原因
- むし歯が進行してしまった
- 治療中の処置で偶発的に根管壁に穴があいてしまった
- 歯根の吸収
など、原因はさまざまですが、過去の根管治療が原因となっている場合もあります。

MTAによるパーフォレーションリペア
パーフォレーションが確認できた場合には通常の根管治療に加え、MTA(Mineral Trioxide Aggregate)セメントという特別な歯科材料で修復治療を行います。
当院ではマイクロスコープを使用して、精度の高い治療に取り組んでいます。
MTAセメントとは
MTAセメントとは、ケイ酸二カルシウム・ケイ酸三カルシウム・アルミン酸三カルシウム・石膏といった、主に歯の成分に含まれるカルシウム系の成分から成る歯科用セメントです。 殺菌効果の高いMTAセメントを使用して封鎖することで、細菌の発生・繁殖の原因となる空間を緊密に封鎖し、治療の成功率を高めます。

MTAセメントの特長
- 強アルカリ殺菌性
- 緊密な封鎖性
- 高い生体親和性
- 神経の長期的な温存が可能
- 水分があっても固まる親水性
こんな治療に効果を発揮します
- 深いむし歯の神経を残す
- 清潔になった歯の根の中にMTAセメントを詰めて封鎖する
- ひびの入った歯を接着する
- 穴の開いた歯を埋める
- 歯根嚢胞の治療
- MTAセメントは万能ではありません。
使用しても歯の神経が死んでしまう、歯根嚢胞ができてしまうことがあります。
治療費について
MTAセメントによるパーフォレ―ションリペア | 55,000円(税込) |
治療回数 1回
- 保険適用外です。

診療のご予約はこちらから
「歯が痛い」「歯ぐきが腫れた・血が出る」など、お口のことで気になることがあれば、
千葉市美浜区真砂の歯医者「ピア・デンタルクリニック」にご相談ください。
当院では患者様のお悩みを丁寧にお聞きし、一人ひとりに合った治療プランをご提案いたします。