歯髄温存療法について

神経(歯髄)を残していくという目的をもった、特別な虫歯の治療方法「歯髄温存療法」。根管部まで進行してしまった場合でも極力歯髄を抜かずに、特別な歯科材料を注入して歯髄を保護・温存し守ります。

こんな方におすすめ

  • ご自身の歯をできるだけ残したい方
  • 若年者(20~30代)の虫歯治療

歯髄温存療法とは

神経(歯髄)を取る治療が主流だった頃とは違い、現在では虫歯の進行状況に応じて歯の神経を温存しながら治療を行うことが可能になりました。
虫歯や感染が見られる歯髄の感染箇所のみを除去し、MTAセメントという特別な歯科材料で残った歯髄を覆い保護する方法です。
当院ではマイクロスコープを用いた精度の高い歯髄温存療法治療に取り組んでいます。

MTA(Medical Trioxide Aggregate)セメント
MTAセメント

当院で使用する薬剤について

MTA(Medical Trioxide Aggregate)セメントという、ケイ酸カルシウムを主成分とした歯科材料を使用します。歯髄の細胞を活性化させる、象牙質の再生を促すなどの効果を発揮します。

MTAセメントによる歯髄温存療法の治療イメージ
MTAセメントによる歯髄温存療法の治療イメージ

歯の寿命を考えた治療方法

神経を抜く治療に比べて時間はかかりますが、神経を残すことで歯の寿命をのばすことができます。この方法は、歯髄を良い状態で保存することを目的としているので、壊死・壊疽してしまった歯髄を回復させるための治療ではありません。
また、急性炎症など歯にズキズキする痛みが出ている場合は治療対象外になります。

歯髄温存法のメリット・デメリットについて
メリットデメリット
歯髄(神経)を残すことができる治療期間が長い
歯の寿命をのばせる保険適用ではない
症状や状態によっては治療対象外になることがある

歯髄温存治療の流れ

検査・診査・診断

お口の中の写真・レントゲン写真など、診査・診断に必要な検査を行います。

STEP
1

虫歯部分を取り除く

麻酔をして、虫歯の部分を丁寧に取り除いていきます。当院ではマイクロスコープを用いた精密な治療や、ラバーダム防湿での二次感染予防を行っています。

STEP
2

薬剤の注入・仮蓋

殺菌効果や細胞の活性化を促す歯科材料、MTAセメントで埋めて歯髄を保護します。
仮蓋をして、最終的な詰め物治療を待ちます。

STEP
3

最終的な詰め物で歯を形成

最終的な詰め物の治療を行い、歯を形成します。
詰め物には保険適用のものから、セラミックなどの自由診療のものまであります。

STEP
4

定期検診

定期検診で経過観察を行います。

STEP
5

治療費について

歯髄温存治療33,000円~55,000円(税込)

治療期間 3~6カ月 治療回数 5回~

  • 保険適用外です。
  • 詰め物の費用が別途かかります(保険適用~自由診療)。

ご予約・お問い合わせは

お気軽にどうぞ

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〒261-0011 千葉市美浜区真砂4-1-10
ショッピングセンター ピア3階
最寄駅:
JR京葉線 検見川浜駅 徒歩2分

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14:30 ~ 19:00

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最終受付 平日18時30分まで / 土曜日16時30分まで
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ピア休館日は1月・4月・7月・10月の第2火曜日および1月1日です

043-298-8118

受付 9:30-13:00 / 14:30-18:30
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